人気ドローンがますます高性能に!「DJI Air 2S」登場!
DJIは日本時間4月15日、世界同時に新型ドローン「DJI Air2S」を発表しました。スタイリッシュかつ高性能なことで人気を博した「Mavic Air2」の後継機として、この「DJI Air 2S」は大きな支持を集めることになりそうです。
①「DJI Air 2S」の撮影機能について
今回発表された「DJI Air 2S」ですが、まず注目は小型ドローンながら1インチCMOSセンサーを搭載したパワフルなカメラが標準装備されていることでしょう。20MPに対応し、5.4K/30fpsや4K/60fpsでの動画撮影が可能なこのカメラシステムは、8倍ズームにも対応しており、高画質で美しい映像を撮影することができるでしょう。前作の「Mavic Air2」は1/2.3インチCMOSセンサー搭載でしたが、ますます大きなCMOSセンサーを搭載したことで、細部までしっかりと鮮明な映像を撮影することができるはずです。
そして、インテリジェントHDR技術搭載により、複数枚の撮影画像を自動的に合成し、後処理をせずに画像のダイナミックレンジを拡大します。これにより、ハイライト部分とシャドウ部分の絶妙な色合いまで再現でき、画面全体に奥行きが生まれ、より豊かな表現が可能になります。
さらに、RAW撮影も可能で、最大12.6ストップのダイナミックレンジでRAWフォーマットの写真を撮影できるため、照明条件が悪い場合や撮影環境が複雑な場合でも、すべてのシーンでより多くの画像情報を捉えることができます。これにより、後処理工程で柔軟な対応が可能になり、クリエイターの求める表現を実現できる可能性が広がります。
また、DJIが誇るインテリジェント撮影機能もますますパワーアップ。簡単な画面操作で、人や車両、静止した被写体をトラッキングしながら撮影することができるフォーカストラックや、さまざまなテンプレートを使用した自動化された撮影が可能な新機能のマスターショットが用意されており、これらを活用することでオリジナリティ溢れる映像を残すことができます。もちろん、クイックショットやハイパーラプスも搭載。これらは直感的な操作で手軽に使うことができるので、どんどん使っていきたいところです。
②「DJI Air 2S」の飛行性能と安全性能について
一方、従来より高い飛行性能を持っていた「Mavic Air2」でしたが、今回の「DJI Air 2S」ではさらに磨きがかかっています。
まず、注目は映像の伝送システムでしょう。新しく「O3伝送システム」を搭載。これにより最大で8kmもの伝送範囲を実現しており、機体からの映像が手元に美しい画質で届けられることになります。
さらに、飛行中の環境が複雑な場合でも機体が障害物をスムーズに回避しながら飛行する「APAS」も今回から「APSA4.0」に進化しており、さらに安全性が高まっています。
安全性能という意味ではもうひとつ注目が障害物検知が4方向にになったことでしょう。前方や後方だけでなく上方と下方にも障害物検知のセンサーが搭載されたことで、特に高速飛行時でもしっかりと安全性が確保されたことになります。
このように高性能ながら、最大飛行時間は無風時で31分となっており、その使い勝手も素晴らしいものとなっています。
そして万が一に備え、DJI CARE REFRESHが用意されていることも見逃せないポイントです。Fly MoreコンボにはDJI CARE REFRESH(1年版)が無償付帯されますので、何かあった際の保証も万全です。
③「DJI Air 2S」のラインナップについて
今回発表された「DJI Air 2S」は、機体のみのセットとさまざまなアクセサリーが付属するFly More コンボの2種類がラインナップされています。自分のフライトスタイルやスキルに応じて、適切なラインナップを選んで頂きたいと思います。
その性能の高さを考えると非常にリーズナブルだと思える「DJI Air 2S」。空撮ドローンの新しい時代を切り開く機体の登場と言えるのではないでしょうか?