「DJI Mini 2」ホビードローン界最強機リリース
先日DJIより発売された新製品、「DJI Mini 2」。
200g以下のホビードローン区分でありながら、多くの機能を備え、業界に大きなインパクトを残した「Mavic Mini」の発売から約1年でアップデートされた新機種ですが、本記事ではその特徴的な機能や、従来品との違いを確認いただけます。
また、小型ドローンが市場に数多く存在する中で Mini2 が初心者でも扱いやすい商品であるかどうかも見ていき、「DJI Mini 2」がいかに「買い」な製品であるかをご紹介いたします。
最大4Kでの動画撮影
Mini 2では今や身近な存在になりつつある4K解像度の映像が撮影できるようになりました。Mavic Miniでは最大2.7Kでの撮影が可能でしたが、この進化によりさらに臨場感のある映像を手に入れることが可能です。
4Kでの撮影は、Phantom 4 Pro V2.0、Mavic 2 Pro / Zoom、Mavic Air 2などの上位モデルに並ぶ解像度で、この進化は素晴らしいものだと言えます。
最大伝送距離6km&送信機バッテリー大型化
Mavic Miniで採用されていた送信機からモデルチェンジし、Mavic Air 2と同様の送信機になったのは、映像伝送方式がOcuSync 2.0に変わったことが大きく関係しています。電波干渉に強く、撮影時の映像の遅れが少ないという特徴があり、上位モデルで採用されているシステムと同じものです。送信機のモデルチェンジにともない、送信機内蔵バッテリーが大きくなって継続使用時間が長くなりました。
加えてスマートフォンを送信機上部に取り付けるためフライト時に目線が下がりにくい、取り付け方式が変わって大型のスマートフォンでも取り付けやすくなったという特徴も併せ持っています。
最大4倍のデジタルズーム撮影
Mini 2では4Kでは2倍、2.7Kでは3倍、フルHDでは4倍のデジタルズームを使うことができます。
ズーム倍率は送信機ボタンとダイヤルで調整でき、被写体の近くを飛行させたくないときなどに活用すれば、撮影の幅を大きく広げられます。
風圧抵抗レベル5
「DJI Mini 2」では最大風速8.5〜10.5 m/sでのホバリングを実現しています。これは風圧抵抗レベル5に相当し、水面であれば波頭が立つもしくは葉のある灌木が揺れ始める程度の風に抵抗できることを示しています。
強風はドローン撮影の敵と言えますが、風への耐性が上がったことで、ハードな環境でもより安心して撮影できるようになりました。
その他変更点
・RAWでの静止画撮影可
・パノラマ撮影可
・充電端子がUSB Type-Cに
・機体前面にLEDライト搭載
DJI Mini 2 VS Mavic Mini
DJI Mini 2 | Mavic Mini | |
---|---|---|
動画解像度 | 4K / 30fps | 2.7K / 30fps |
カメラセンサー | 1/2.3CMOSセンサー | 1/2.3CMOSセンサー |
ズーム機能(デジタル) | 4K→2倍 2.7K→3倍 フルHD→4倍 |
なし |
最大伝送距離 | 6km | 2km |
伝送方式 | OcuSync 2.0 | 拡張Wi-Fi |
最大飛行時間 | 18分 | 18分 |
最大飛行速度 | 16m/s | 13m/s |
風圧抵抗 | レベル5 | レベル4 |
まとめ
上記の変更点により、DJI Mini 2はホビードローンの最高峰としての地位を固めたと言えます。
・4K動画撮影が可能
・最大伝送距離6km
・デジタルズーム可能
・強化された風圧抵抗
これだけの機能を持った機体は、やはりビギナーの方に間違いなくおすすめできる製品であると言えます。
この機体でドローン撮影を一緒に楽しみませんか?