DJIの教育ロボット「Robomaster S1」をゼロから楽しむ!

発表以来、教育用ロボットとして大きな注目を集めているDJI「Robomaster S1」。8月にはこの「S1」をベースにしたロボットで争う世界大会が中国で開催されるなど、世界中で大きな話題となっているのはこのブログの読者ならご存知のことでしょう。

さて、今回はこの「Robomaster S1」をゼロから楽しむための手順を紹介していきたいと思います。一見、複雑な「Robomaster S1」ですが、遊び始めるまでのステップは明解そのもの。子どものプログラミングにも使えるロボットということで、分かりやすいインターフェイスでできているからか、一度覚えてしまえば迷うことなく起動することができるでしょう。それでは機体各部の詳細を見ながら、「Robomaster S1」を遊び尽くしてしまいましょう!

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なお、今回の記事は既に組み立て済みとなっています。
組み立ての詳細は下記の動画をご覧ください!

①「Robomaster S1」の各部を見る!

まずは「Robomaster S1」の各部を見ていこうと思います。ロボットが完成すると、想像以上に大きいことに気づきます。迫力もあり、動かす前からワクワクしてしまいます。

ロボットの動きを司るメカナムホイール。前後左右だけでなく旋回もすべてこの4つの車輪でおこないます。中には高性能なモーターが搭載されており、結構スピードも出ます。

2軸のメカニカルジンバルはDJIがドローンで培ったテクノロジーをベースにしており、非常にスムーズな動きをするだけでなく、可動域も広く、上下左右ガンガン動かすことができます。

ブラスターからはゲル弾だけでなく、赤外線のビームも出すことができます。今回は狭い室内だったのでゲル弾はやめておき、赤外線ビームだけにしました。

セットにはゲル弾もしっかりと付属しています。

2軸メカニカルジンバルにはFPV用のカメラも装備されています。これでアプリを経由して、ロボットからの映像を見ながら操縦したりバトルを楽しんだりできます。動画はフルHDとHD画像で撮影することができ、静止画も高画質なもの。FPVもクリアな映像で楽しめます。

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②「Robomaster S1」を動かしてみよう!

それでは早速「Robomaster S1」を動かしてみたいと思います。まずは、付属のリポバッテリーをやはり付属している充電器で充電しましょう。フル充電で約35分動かすことができます。

充電が終わったリポバッテリーはロボットの後方から差し込んで搭載します。

リポバッテリーのボタンを長押しすると、DJIドローンと同じ起動音がして電源が入ります。「Robomaster S1」の各部分が青く光るようになります。

暗くすると、各部が光っているのがよく分かります。主に光っているのはインテリジェント検知アーマーの部分になります。

さて、ここでスマートフォンやタブレットにDJIが無料で提供している専用アプリ「Robomaster」をインストールしましょう。今回は操作しやすいようにタブレットにアプリを入れることにしました。

インストールが完了したらアプリを起動させます。

初めてアプリを起動した場合は個人情報を入力します。

自分のプロフィール画像を選択します。

登録が終わって無事にアプリが起動しました。

タブレットのWi-Fi機能を使って「Robomaster S1」とタブレットを接続します。チュートリアルに沿っておこなえばすぐに接続することができるでしょう。

無事に接続できるとモードを選ぶ画面になります。まずは「ソロ」で自由に「Robomaster S1」を走らせてみましょう。

アプリにFPVカメラからの映像が映し出されています。画面左側が機体を前後左右に移動させる疑似スティックとなり、右側はメカニカルジンバルを動かしたり、「Robomaster S1」を左右に旋回させたりできます。

爆走する「Robomaster S1」。結構スピードが速いので、慣れるまではゆっくりと動かすようにしましょう。なお、スピードは設定で変更できます。

慣れてくると、前後左右そして旋回と自由自在に「Robomaster S1」を動かすことができるようになります。理想は体育館のような広い場所で思い切り走らせたいところです。

アプリの画面にはFPVカメラからの映像と疑似スティックが表示されているほか、設定へのボタンやモードを切り替えるボタンも表示されています。

アプリに表示されている赤外線ビームのボタンを押すと、このようにビームを発射できます。連射も効くのでかなりストレス発散にもなります(笑)

ただ走らせているだけでも面白いのですが、アプリ内に用意されているモードも試してみましょう。今回は付属のターゲットを遠くに設置して「ターゲット演習」モードで遊んでみます。

前方に設置したキットに付属しているターゲットが見えてきました。ブラスターをうまく操作して、狙いを定めます。

ブラスターを掃射!アニメーションが見事で、実際にガンガン打ち込んでいる感じがします。

実際にブラスターを発射している「Robomaster S1」を外から眺めたところ。実際は写真よりもかなり明るく光ります。

制限時間内が終わると結果発表。今回はただ並べただけでしたが、段差のある場所や進入の難しい場所へ設置してみるのも面白いかもしれません。また、今回は1人で遊んでみましたが、大人数で対戦すると、このモードの醍醐味を味わうことができるでしょう。

こちらはフォローモード起動画面。あらかじめ指定した人を「Robomaster S1」が追いかけ続けるという機能で、DJIドローンのアクティブトラックに似た機能です。

このようにレーダーにターゲットとなる人がいる場合、ロックオンすることができます。

他にもズーム機能も用意されています。これは通常時の画面。

こちらはズームしたFPVの画面。比較するとかなり遠くまでズームされているのがわかると思います。

設定画面ではLEDのカラーや動画解像度の変更などができます。

制御設定では、速度や発射するのが赤外線ビームかゲル弾か、などを選ぶことができます。

③「Robomaster S1」のその他の機能について

今回は「Robomaster S1」の起動とソロモードでの楽しみ方を中心に紹介してきましたが、「Robomaster S1」の魅力はなんといってもプログラミングを学ぶことができる点にあります。AI知能を応用したライン認識やビジョンマーカー認識、人認識、拍手認識、そしてジェスチャー認識などの機能と組み合わせることで、オリジナルの制御を施した「Robomaster S1」を完成させることができます。

「Robomaster S1」はScratchやPythonに対応しており、さまざまなプログラミングを楽しみながら勉強することができます。今後、必須となっていくというプログラミングについて、モチベーション高く勉強することができるのではないでしょうか?

④まとめ

注目の学習用ロボット「Robomaster S1」いかがでしたでしょうか?さまざまな可能性を秘めたこのロボットは、単純に走行させたり、ビームを発射したりすることだけでなく、オリジナルの制御プログラムを施した世界で1機しかないロボットを作り込むことができるのが大きな魅力です。ぜひ一度、この「Robomaster S1」を手にとって見て、新時代のロボットの可能性を肌で感じてみてはいかがでしょうか?

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