待望の新機種!本格空撮ドローンDJI「INSPIRE3」登場!

世界のドローンシーンをリードするDJIは、さる4月13日、世界一斉に空撮ドローンの最新機「INSPIRE3」を発表しました。今回はこの大注目のドローンについて、さまざまな角度からチェックしていきたいと思います。



DJI-INSPIRE3-K1

DJI Inspire 3

希望小売価格 ¥1,609,000(税込: ¥1,769,900)

販売価格 ¥1,609,000(税込: ¥1,769,900)

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①DJI「INSPIRE3」の空撮性能は!?

今回は発表された「INSPIRE3」は、本格的なプロの現場でも活躍できるハイエンドモデルの空撮ドローンとなっており、前作「INSPIRE2」が2016年発表なので約7年ぶりの新作モデルの登場となります。

オールインワンパッケージが特徴の「INSPIRE3」ですが、その洗練されたデザインは、シリーズ初の機体であった「INSPIRE」の頃から変わっておらず、むしろさらにブラッシュアップされた感さえあります。

さて、そんな「INSPIRE3」の気になる空撮性能ですが、「INSPIRE3」にはDJI史上最軽量のフルサイズセンサー搭載ジンバルカメラ「Zenmuse X9-8K Air」が搭載されています。このカメラは、DJI最新の映像処理システムCineCore 3.0を搭載し、最大8K/25fps CinemaDNG動画や8K/75fps、Apple ProRes RAW動画を内部収録することができ、トップクラスの映画/テレビ番組制作のニーズを満たします。S&Qモードでは、最大4K/120fpsのクロップなしフルサイズ撮影動画をProRes RAWで内部収録でき、クリエイティブな編集オプションが広がります。

この「X9-8K Air」は、デュアルネイティブISOに対応しており、30fps以下のフルサイズ撮影の場合、EI800/4000に対応しており、映画制作などで使われる24fpsを使用することができます。また、30fpsを超える場合はEI320/1600に対応し、低照度環境下でも細部までとてもクリアで美しい映像を撮影することが可能です。

また、このジンバルカメラではなく、他のレンズを使用することができ、クリエイターのニーズに応じてジンバルカメラを使い分けることができます。具体的には、DJI DLマウントに対応するレンズ群に、8K空撮用に特別設計された18 mm F2.8フルサイズレンズと75 mm F1.8フルサイズ望遠レンズが新たに加わり、既存の24mm、35mm、50mmフルサイズレンズとともに、映画撮影用の空撮のために設計された高品質のシネマレンズ群を構成するような存在感を放っています。

②DJI「INSPIRE3」の飛行性能は!?

一方で「INSPIRE3」はその飛行性能も非常に高いものに仕上がっています。まず、cmレベルでの精度を誇るRTK測位を搭載。RTK高精度測位技術は、建築や測量の世界で使用されているものですが、GNSSを使用した従来の方法と比べて圧倒的な精度を誇り、飛行の安定性や飛行ルートも正確なものとなり、撮影効率を大幅にアップできます。

さらに、RTK測位用の2層式セラミックアンテナが内蔵され、3種類のGNSSシステム (GPS + Galileo + BeiDou)の信号を受信でき、複雑な環境でも正確に飛行を操作することができます。ネットワークRTKを有効にするか、D-RTK2モバイルステーションを設置することで、追加モジュールなしで高精度の測位が可能になります。そして、内部標定機能が搭載され、ほとんどのシナリオでコンパス キャリブレーションをおこなうう必要がない点も見逃せません。

また、空撮をおこなう上で役に立つWaypointも「Waypoint Pro」としてリニューアルしています。この「Waypoint Pro」は、多くの設定が可能なカスタム設定を駆使して、飛行ルートと撮影計画を立てることが可能です。特に、飛行高度、飛行速度、ジンバル角度、カメラ設定など、事前設定した全てのパラメーターを維持した状態で、機体は同じルートを正確に自動飛行する新機能の「リピータブルルート」機能や、クレーンやケーブルカム、ドリーのような動きをする「3Dドリー」機能は注目です。

このWaypoint Proを使うことで、ジンバルカメラが一つの被写体を認識し、自動で被写体にフォーカスしながらトラッキングできるため、その間パイロットは飛行へ集中することができます。一人でカメラを担当して撮影しなければならない場面でも、複雑なシーンを撮影することが可能です。

③DJI「INSPIRE3」の安全性能は!?

次に「INSPIRE3」の安全性能について見ていきたいと思います。この「INSPIRE3」には、全方向障害物検知システムが搭載されており、かつてない安全性が確保されています。

「INSPIRE3」の全方向障害物検知システムは、9個ものセンサーを駆使したもので、あらゆる方向の障害物を検知し、安全なフライトをおこなうことができます。さらに、障害物回避をおこなうための設定もカスタムででき、飛行の自由度を犠牲にせず、高い安全性を担保しています。

また、機首部分には小型のFPVカメラが搭載されており、夜間や遠距離のでの飛行撮影時に非常に役立ちます。このFPVカメラは、超広角161° FOVのFPVカメラとなっており、1/1.8インチ ナイトビジョンセンサー、3μmピクセルサイズ、最大1080p/60fpsのライブ映像を実現。これにより、昼夜問わずクリアで安定した映像を低遅延で伝送でき、周囲環境の状態を確認しやすくなったことで、より飛行安全性が高まることになります。

そして、「INSPIRE3」には、O3 Pro映像伝送システムが搭載されています。これにより、シングル制御モードでは最大伝送距離15 km、デュアル制御モードでは最大伝送距離12 kmを実現。また、最大1080p/60fpsの安定した高画質ライブ映像をわずか90 msの超低遅延で伝送可能です。それだけでなく、今回初めて、最大伝送距離5 kmの4K/30fpsライブ映像伝送にも対応し、撮影現場でのUHD画質での映像出力やライブ配信のニーズを満たす仕様となっています。

④まとめ

今回は新たに発表されたDJI「INSPIRE3」を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?約7年ぶりに発表されたベストセラーモデルの後継機ということもあり、大きな注目を集めている「INSPIRE3」。その手でハイエンドモデルの実力を体感してみてはいかがでしょうか??



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DJI Inspire 3

希望小売価格 ¥1,609,000(税込: ¥1,769,900)

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