本格的かつリーズナブル!DJI「Mavic Air」を使って手軽に空撮!

DJIが誇る多くのドローンラインナップ。ハイエンドの「INSPIRE2」から、空撮の現場でもよく使用される「PHANTOM4」、そして同等以上の性能を持ちながらさらに小型で折りたたみのできる「Mavic2」といった機体まで、さまざまな機体がそれぞれの用途に合わせて用意されており、その多種多様な製品群もDJIのひとつの強みであると言えます。

そんな中、ドローンを使った空撮を初めて楽しみたいユーザーに根強い人気を誇るのが「Mavic Air」です。登場から約1年半が経過するこの機体ですが、未だに人気上位をキープし続け、多くの機体が日本の空を飛び回っています。

そこで今回はそんな「Mavic Air」がなぜ長い期間支持を集め続けているのかを徹底分解。この機体の秘めた実力を紹介していきたいと思います。

①高い飛行性能と安全性能

DJIの機体全般に言えることかもしれませんが、「Mavic Air」は小型ドローンながら高い安全性能を誇る機体となっています。初心者が初めてドローンを飛ばす場合、やはり心配になってしまうのが墜落、そして他人や自動車、建築物などに被害を与えてしまうことではないでしょうか?

そういったリスクは100%消すことはできませんが、DJIの障害物検知システムはそのような懸念を大幅に減らすことができます。この「Mavic Air」には、大きく進化した「フライトオートノミー2.0」が搭載されており、メインのジンバルカメラだけでなく前方、後方、下方に配置されたデュアルビジョンセンサー、そして下方赤外線感知システムとデュアルIMUによって機体が周囲の状況を自動で把握し、自己位置を判別しながら飛行し、高度操縦支援システム(APAS)によって前方や後方、そして下方に障害物があった場合は、適切な航路で自分で判断して回避運動をおこなってくれます。

このように「Mavic Air」は安定したホバリングができるだけでなく、高度操縦支援システムによって、機体が自動で障害物の回避を導き出してくれるなど、非常に優れた安全性能も持ち合わせた機体となっており、初めてドローンを飛ばす人でもリラックスして飛ばすことができるのではないでしょうか。

②優れたカメラ性能とフライトコントロール

「Mavic Air」の機首部分に搭載されているカメラ。小型ながら3軸ジンバルに取り付けられたこのカメラは、実は非常に高いスペックを持ったものとなっています。

搭載されているCMOSセンサーは、1/2.3インチのものとなっており、12MPの静止画撮影に対応。レンズも焦点距離24mm(35mm判換算)のF/2.8レンズを搭載しており、非常に美しい静止画の撮影が可能です。

一方、動画はウルトラHD画質で100Mbpsの4K/30fps動画撮影に対応し、細部までしっかりと正しい色を出し、最高級の画質で美しい風景を撮影することができます。しかも、カメラは3軸のメカニカルジンバルに搭載されていますので、ドローンが飛行しながら撮影してもブレのない滑らかでスムーズな映像を撮影可能。ありのままの風景を映像に残すことができます。

こういったハイスペックなカメラ性能をフルに引き出すには、撮影時にドローンの操縦がしっかりとできないとダメなのでは…と思っている人も多いでしょう。しかし、「Mavic Air」には豊富な撮影モードが用意されており、簡単にオリジナリティ溢れる撮影をおこなうことができます。

まず、「Mavic Air」で特徴的なのは32MPスフィアパノラマ撮影でしょう。水平方向、垂直方向、そして180度パノラマ撮影に対応し、25枚の画像をわずか8秒で合成して1枚のパノラマ画像に仕上げてくれます。また、まるでクリスタルの中に写り込んだような32MPスフィアパノラマは、他にはない特別な空間を演出してくれることでしょう。

また、「Mavic Air」は1080p/120fpsスローモーション動画撮影に対応。出先で出会ったダイナミックなシーンをスローモーション撮影することで独特の迫力を演出することができます。

さらに注目はHDR(ハイダイナミックレンジ)写真を撮影することができることでしょう。このHDR写真は、露出がオーバー気味の部分や暗部であっても、明るさと暗さをナチュラルに引き出すことができる撮影方法で、照明条件に合わせた的確な露出設定をスマートに選ぶことができます。

一方、従来の機種に用意されていたさまざまなフライトモードも進化しています。被写体を追いかけて撮影できるアクティブトラックは最大で16個の被写体を同時に識別。自分が撮影すべき被写体を追いかけていきます。また、クイックショット機能にはロケット、ドローニー、サークル、ヘリックス、アステロイド、ブーメランの6種類を用意。これらを選ぶと、機体は自動で指定した軌跡を描きながら撮影してくれるので、事前に構図を考えなくても、タップするだけで自分だけの撮影をおこなうことができます。

③どこへでも持っていける携帯性とスマートキャプチャー

「Mavic Air」はその名の通り「Mavic」シリーズの一員ですので、4本のアームは折りたたむことができ、非常にコンパクトにすることができます。これならばカバンの中に入れても邪魔になりませんし、軽量なので女性でもどこへでも持っていくことができます。しかも、送信機も折りたたんで小さくすることができるので、機体同様高い携帯性を有していると言っていいでしょう。

また、非常に軽量でコンパクトながら最大で21分の飛行時間を誇り、最大速度は68.4km/hと高い飛行性能を実現しています。これにより、高速で移動する被写体を追いかけることもでき、あらゆるシーンで活用できる機体といえるのではないでしょうか。

他にも特徴として「スマートキャプチャー」も見逃せない機能です。この機能を使うと、手の動き=ジェスチャーで「Mavic Air」を飛ばすことができます。顔の前でシャッターのジェスチャーをすれば自動で撮影ができるなど、より直感的に「Mavic Air」を楽しめるようになっています。

④まとめ

このように、小さなボディにあらゆる機能を盛り込んだ「Mavic Air」は、そのスタイリッシュな外観もあり、発売以来非常に高い人気を誇り、ロングセラーとなっているドローンです。

すべてが高いクオリティを備えており、ユーザーの質を問わず、さらにあらゆるシーンで活用できる汎用性の高い機体に仕上がっている「Mavic Air」。価格も本格的な機体と比較するとリーズナブルなためコストパフォーマンスが非常に高く、とても使い勝手の良い機体となっています。

これからドローンを始めてみようと思っている人にも、トイドローンを卒業して本格的なドローンにステップアップしようとしている人にもぜひオススメしたい1機である「Mavic Air」。ぜひ、ドローン販売の専門サイト「ドローンステーション」でチェックしてみてください。

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