これがハイエンド機の実力! プロの現場で活躍するDJI「INSPIRE2」

数多くのラインナップを誇るDJIのドローンの中でも、プロユースのハイエンド機として高い人気を誇るのが「INSPIRE2」です。2016年11月に発表されたこの機種は、2014年に発表された前作「INSPIRE1」から各部を大幅にパワーアップさせた機体となっており、プロの現場で十二分に活躍できるドローンとして誕生しました。いまなお、世界中の空撮現場でその性能を発揮している「INSPIRE2」の実力を、今回は各部を細かく見ていくことにしたいと思います。

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①INSPIRE2のココがすごい!「安全性」

「INSPIRE2」には、機体の前方と下向きにビジョンセンサーが、上向きには赤外線センサーが搭載されており、これによって最大30m前方の障害物を検知することが可能です。具体的には、最大傾斜角25度、時速54km/hで飛行している時でも、障害物の回避ができます。

また、下向きのセンサーは着陸する地形の検出をおこない、安全な自動離着陸ができるだけでなく、GPSの届かない屋内でも安定したホバリングができるようになっています。さらに、上向きの赤外線センサーは、5m上の障害物を検知するので、屋根があるような狭い場所でも安全に飛行させることができます。

一方、障害物を検知だけでなく、機体システムのコアの部分であるIMUやコンパス、気圧計など主要なモジュールには冗長性をもたせ、高い信頼性を確保しているのも特徴です。システムが機体自身を常に監視し、安全で快適なフライトをおこなうことができます。

さらに、機体の電力源であるリポバッテリーもデュアルバッテリーを採用。これにより、上空でどちらかのバッテリーに不具合が起きても、もうひとつのバッテリーで安全に帰還させることができます。リポバッテリーが2つになったことで、飛行時間も最大で約27分とロングフライトが可能。プロの現場でしっかりと活躍できるだけの飛行時間を確保できるようになりました。

②INSPIRE2のココがすごい!「画像システムとカメラ」

この「INPSIRE2」最大の売りは、優れた画像システムでしょう。空撮用ハイエンドドローンとして開発された機体だけあり、その実力は他のドローンの一歩も二歩も先を行くもの。画像処理にはCineCore2.1を搭載。最大6Kの動画をCinemaDNG/RAWで撮影できます。

また、「Zenmuse X7」カメラとの併用では、5.2KのApple ProRes動画の撮影も可能。機体内部には一体型のDJI CINESSDを搭載し、撮影した映像を直接書き込むことも可能です。機種部分に搭載されたジンバルは、DJIの「X4S」「X5S」「X7」などのカメラに対応。目的に応じて使い分けることができるようになっています。※写真は「X4S」搭載機です。

③INSPIRE2のココがすごい!「豊富なフライトモード」

プロユースの「INPSIRE2」には、現場で便利に使うことができるさまざまなフライトモードが搭載されており、これらを駆使することで、印象的な動画をスマートに撮影することが可能です。

中でも注目は「スポットライトプロ」と呼ばれるもの。これは、オペレーターが1人の時でも、複雑なカメラワークを簡単におこなうことができるもので、飛行中に機体がどの角度を向いていても、カメラは被写体をフォーカスし続けるというもの。2マン体制がしけない現場でも、この「スポットライトプロ」を使うことで、クリエイティブな動画を撮影することができるでしょう。

また、DJIの機体の多くに搭載されている「インテリジェント・フライトモード」も、当然搭載されています。「タップフライ」では、他の機体と異なり、FPVカメラがあるので、FPVビューで見えている景色の中で、向かいたい場所をタップして飛行ルートを設定すれば、機体はそのルートに沿って自動で飛行していきます。

また、被写体を認識して追尾するアクティブトラックも搭載。しかも、被写体の特性を把握して追尾プロファイルが調整されるので、追尾精度が高く、複雑な動きもキッチリと追尾できるようになっています。

このように、安全かつ高性能を極めたワンパッケージのハイエンドモデルである「INSPIRE2」。プロユースのこの機体で撮影された美しい動画が、今後も多く我々を楽しませてくれることでしょう。

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