DJIからシネマカメラ「DJI RONIN 4D」が登場!

2021年10月25日

DJIは10月20日、世界一斉にシネマカメラ「DJI RONIN 4D」を発表しました。今回はプロ注目のこの新型シネマカメラについてじっくりと紹介していきたいと思います。



DJI-RONIN4D-K2

DJI Ronin 4D 4-Axis Cinema Camera 8K Combo

希望小売価格 ¥1,200,000(税込: ¥1,320,000)

販売価格 ¥1,200,000(税込: ¥1,320,000)

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DJI-RONIN4D-K1

DJI Ronin 4D 4-Axis Cinema Camera 6K Combo

希望小売価格 ¥790,000(税込: ¥869,000)

販売価格 ¥790,000(税込: ¥869,000)

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①「DJI RONIN 4D」とは!?

今回発表となった「DJI RONIN 4D」は、DJIがこれまでドローンやカメラ分野で培ってきた技術や経験を凝縮したような、新世代のシネマカメラとなっています。見た目は非常にスタイリッシュかつメカニカルなものとなっており、ひと目ではどのように使うものなのかわからないくらい複雑な形状をしています。

筐体はカーボンファイバーとマグネシウム・アルミニウム合金を使用した堅牢なボディとなっており、あらゆる機能が一体型設計となっているため、セットアップも非常に容易で短時間で準備が整います。

この「DJI RONIN 4D」は、「Zenmuse X9」ジンバルカメラと「DL35mm F2.8」レンズ、トップハンドル、高輝度メインモニター、左右のハンドグリップ、4D映像トランスミッターと4D拡張プレート、TB50バッテリーマウント、X9フォーカスモーター、LiDARレンジファインダーが一体型設計となっており、それらが非常に効率よく配置されています。ラインナップは8K対応バージョンと6K対応バージョンの2種類が用意されています。

②「DJI RONIN 4D」の4つの特徴

特徴としては「シネマティックイメージング技術」「4軸安定化機構」「LiDARフォーカス」そして「ワイヤレス伝送」がキーワードとなっています。

まず最初の「シネマティックイメージング技術」ですが、「DJI RONIN 4D」には前述のようにフルサイズセンサーカメラZenmuse X9」が搭載されており、DJI最新の映像処理システムCineCore3.0に対応しています。このシステムは、DJIが自社開発したチップを使用し、高度なプロセッサ アーキテクチャを実現。コンパクトシネマカメラの中でも極めてレベルの高い計算能力を発揮します。CineCore 3.0により、Ronin 4Dは、Apple ProRes RAW、ProRes 422 HQ、H.264動画の内部収録が可能です。また、8K/75fpsと4K/120fpsの動画撮影にも対応し、複数のオプションでプロレベルのコンテンツ制作を実現します。

次に4軸安定化機構ですが、「DJI Ronin 4D」は、従来の3軸ジンバルにZ軸を追加し、カメラの上下方向の映像ブレを効果的に低減し、ドリーを使用した時と同等のスムーズで安定した映像撮影を実現しています。搭載された4軸は、下方ToFセンサー、前方&下方デュアルビジョンセンサー、内蔵されているIMUと気圧計、そして、最新の制御アルゴリズムと連携しながら、安定化性能を全体的に向上させます。これにより複雑なカメラワークやアクティブな動きのシーンでもブレずに撮影することが可能です。

さらに「アクティブトラックプロ」を搭載しているのも見逃せません。被写体を追いかけ続けるこの機能は、DJI独自のコンピュータービジョンとディープラーニング技術、そしてCineCore 3.0のパワフルな計算能力、これらの技術により進化しており、ワンテイクでの撮影でも、シネマスタンダードのトラッキングショットを実現します。この技術では、遠くからのトラッキングが可能になり、また、オートフォーカスを継続しながら構図も調整できるため、トラッキング中も、被写体に焦点を合わせ続けることができます。

3つ目の特徴としてLiDARフォーカスシステムが挙げられます。「DJI Ronin 4D」では、マニュアルフォーカスが今まで以上に容易になりました。視覚化されたフォーカス アシスト技術により、メインモニターや遠隔モニターで、シンプルなトップダウンビュー上に測距点を表示します。この革新的かつ直感的に理解できるLiDARウェーブフォームによって、焦点位置を素早く把握し、高精度での焦点調整を行うことができます。マニュアルフォーカスの経験が少なくても、簡単にマニュアルフォーカスをマスターできます。

そして最後が「ワイヤレス伝送」です。優れた無線伝送と制御システムを搭載している「DJI Ronin 4D」は、刷新されたDJI O3 Pro映像伝送技術を駆使し、6 km(日本国内4km)という従来の製品では考えられないほどの長距離伝送を実現しています。また、2.4GHzや5.8GHz周波数帯での伝送に加え、DFS(動的周波数選択)チャンネルやAES 256bit暗号化アルゴリズムに対応し、1080p/60fpsのフルHD動画を複数の遠隔モニターに同時に出力でき、優れた安全性と安定性、そして耐干渉性を発揮します。

また、一体型設計となっていることで、4D 映像トランスミッターは、Ronin 4Dに直接取り付けることができ、本体のバッテリーから電源を供給します。無線映像レシーバーが内蔵された高輝度遠隔モニターには、7インチ、1500 nitの高輝度、広色域のタッチ画面ディスプレイが搭載され、拡張モジュールを通して、HDMIとSDI信号の両方を出力することができます。コンパクトで軽量設計の本製品は、優れた携帯性で素早くセットアップできるため、時間をかけずに撮影を開始できます。

③まとめ

とてもすべてを伝えきれないほど、さまざまな機能が搭載された「DJI Ronin 4D」。プロの現場で活躍できるスペックを持ったこのシネマカメラは、DJIがこれまでドローンなどで培ってきたノウハウが込められた本格仕様のものとなっています。この「DJI Ronin 4D」で撮影された迫力の映像をぜひ見てみたいものですね。



DJI-RONIN4D-K2

DJI Ronin 4D 4-Axis Cinema Camera 8K Combo

希望小売価格 ¥1,200,000(税込: ¥1,320,000)

販売価格 ¥1,200,000(税込: ¥1,320,000)

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DJI-RONIN4D-K1

DJI Ronin 4D 4-Axis Cinema Camera 6K Combo

希望小売価格 ¥790,000(税込: ¥869,000)

販売価格 ¥790,000(税込: ¥869,000)

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