ドローン(UAV)を活用した廃棄物処分場の測量・土量調査(2022年9月事例)

2026年1月24日

昨今、地形測量・土量計測や施工計画への活用を目的としたドローン測量(UAV測量)が広く普及しています。これまでポラリスエクスポートでは、短時間かつ高精度な計測を実現するため、最新のドローン機材と解析ソフトを組み合わせ、多くの現場で成果を上げてきました。

今回ご紹介する事例は、2022年9月に実施した廃棄物処分場におけるドローン測量です。現場全域の点群データ取得し、専用ソフトウェアによる土量計算をおこない、将来の仮想埋立量を算出し土地の利用可能年月の算出や、埋め立て後の3D施工計画データ作成までを実行し、計測結果から報告書の作成まで実施しました。

事前準備

敷地図面や航空写真地図を検証し、測定エリアの確認や計測用飛行ルートを、DJI産業機用「DJI Pilot2」アプリにて飛行ルートを作成します。ここでは計測対象エリアを確認し、地形形状を詳細に把握できる最適な飛行高度・コース角度や周辺障害物の有無など検討・確認しながら慎重に飛行ルートの計画を立てます。

計測用ドローンでの測量・調査

現場ではまず、小型機を利用し飛行ルート最終確認や作成した計測ルート下の障害物状況の確認等を終え、飛行ルートの安全性の確保ができたら早速、計測用ドローンを使った測量を始めます。今回は計測には「ZenmuseL1」を選択し機材の選定を行いました。
※2022年9月当時に販売されていた最適な機器を選定しています。

DJI Matrice300 RTK+DJI D-RTK2 – DJI ZenmeseL1を搭載し、地形の詳細な点群取得を行う D-RTK2はGPS位置精度向上を目的に使用。「ZenmuseL1」レーザースキャナを搭載した産業用ドローン「M300RTK+D-RTK2」を用い、現場の点群データを取得しました。同時に各種写真撮影や小型機による動画作成などもおこなっています。

点群データの取得と解析

取得した点群データは「DJI Terra」によりデータ構築。約7ヘクタールの計測範囲を約15分ほどのフライトでデータ収集ができました。「ZenmuseL1」は飛行計測中に撮影する可視画像から計測時にリアルタイムに色の情報も点群にインサートすることができ、「DJI TERRA」との組み合わせで現場でも後処理の必要なく、最終的な精度の点群まで仕上げることが可能です。

その後、福井コンピュータ製ソフトウェア「TREND-ONE」および「TREND-POINT」を使用して土量計算解析や埋め立て後の施工計画用3Dデータ作成等をおこないました。

計測結果

点群データが取得できた範囲については、メッシュ法により土量算出を実施。これにより得られた成果は以下の通りです。

– 埋立データ作成範囲(面積):約25,000㎡
– 想定盛土量(体積):約110,000㎥

まとめ

今回の計測により、ポラリスエクスポートのドローン計測と福井コンピュータ製ソフトウェアを活用することで、短時間で将来的な埋立量計算が可能であることが確認できました。

従来であれば、地図や図面等からの概算となり、流動的に変動する埋め立て地などでは正確な数値が把握できませんが、ドローン計測を利用することにより複雑に入り組んだ形状であっても細かく計算することができます。

ポラリスエクスポートでは、飛行計画策定から安全な運用、解析・報告書作成までをワンストップで提供しています。産業用ドローンによる測量や各種データ取得でお困りの際は、ぜひご相談ください。

■産業用ドローンに関するお問い合わせはポラリスエクスポートまで!