DJI RS 3 PRO
その創造性は、究極を超える
DJI RS 3 Proは、Roninシリーズのパワフルな特長をさらに向上させ、最先端の技術を搭載した統合型カメラ拡張プラットフォームです。
撮影を強力にサポートし、プロが行う大規模な撮影でも様々なアクセサリーと連携して性能を発揮します。
さあ、究極を超える創造性を、あなたの手に。
プログレードのデザイン
ワイヤレスのシャッター操作
RS 3 Proは、デュアルモード Bluetooth技術を搭載し、ワイヤレスで効率的にシャッターを操作できます。[2]Bluetoothでのペアリングが一旦完了すると、スタビライザーの録画ボタンを押すだけで、動画や写真の撮影操作が行えます。一度ペアリングしたカメラは、次回自動で再接続されるため、時間を節約できます。
素早いモード切り替え
新たに搭載されたジンバルモードスイッチをスライドするだけで、パンフォロー、パン&チルトフォロー、FPVのモード切り替えを行えます。
FPVモードは、3Dロール360、ポートレート、カスタムといった他のモードにカスタマイズできるため、使用する機材に合わせて調整でき、また、使いたい機能を素早く起動できます。
大きな画面で、操作性アップ
1.8インチの内蔵OLEDフルカラータッチ画面は、前モデルRS2よりも28%大きくなり、パラメーター設定や撮影ステータスの確認、トラッキング中の構図合わせの操作性が向上。
[3]また、ユーザーインターフェースが再設計され、直感的かつ正確に設定が行えます。
さらに、RS 2のLCD画面と比べ、OLED画面の輝度が向上したため、屋外の撮影シーンでも、電力消費を抑えつつ、クリアな映像を表示します。
プログレードの安定化性能
カーボンファイバー製の洗練された構造設計
RS 3 Proのアームは、Ronin 2と同様に、未切断カーボンファイバーシートを何層も重ねて構成されています。そのため、RS 2で採用された接合カーボンファイバーよりも軽量で剛性が向上しているため、厳しい撮影環境への対応力が今まで以上に高まっています。
RS安定化機能の次なる進化
RS 3 Proの安定化アルゴリズムは、第3世代へと進化し、どんな撮影シーンでも、非常に高い安定性を実現します。ラボ環境下でのサンプルデータでは、RS 3 Proの安定化性能がRS 2よりも20%向上。ローアングルでの撮影や走りながらの撮影、ハイポジションとローポジションを切り替えての撮影も、難なくこなせます。
安定化テスト データ比較
どんな動きも、超滑らかな映像で
SuperSmoothモード有効時、RS 3 Proはモーターのトルクを増加させ、強力な安定化性能を発揮します。そのため、速い動きを含む撮影シーンや焦点距離100 mmのレンズ使用時でも、ブレない映像を撮影します。
プログレードのフォーカス調整
LiDAR技術で、撮影をサポート
フォーカス調整を容易に行えるように、Ronin 4Dで搭載されたLiDARフォーカス調整技術をRS 3 Proでも採用しました。新設計のLiDAR レンジファインダー (RS)は、14 mの範囲内で43200点の測距点を検知できます。[4]
また、焦点距離30 mm、70°の広角FOVに対応した内蔵カメラで、様々な撮影シーンでのフォーカス調整の要件を満たします。
43,200
測距点
14 m
検知範囲 [4]
30mm
検知範囲 [4]
70°
FOV
従来のフォーカス技術と比較して、LiDARフォーカスシステムは、被写体表面の模様に影響を受けるようなことはありません。特に、低照度環境下や被写体が複数いるような複雑な撮影シーンで効果的で、非常に安定したフォーカス動作で撮影できます。
このレンジファインダーには、ワイドモードとスポットモードの2種類のモードがあります。ワイドモードでは、自動で被写体を検知し、被写体をフォローしながらピントを合わせます。スポットモードでは、被写体をフレームで囲むか、タップして選択し、手動でピントを合わせます。
刷新されたフォーカスモーター[10]
次世代のDJI RS フォーカスモーター (2022)は、前モデルよりもトルクが3倍(最大1 N•m)強力になり、ノイズは50%低減されています。これにより、フォーカス調整がスムーズに行え、撮影時の音声への影響も少なくなっています。また、クイックリリース設計を採用し、他にツールを用意しなくても簡単に組み立てられるので、すぐに使用できます。
シネマティックなオートフォーカス
LiDAR レンジファインダーをフォーカスモーター[10]と組み合わることで、マニュアルレンズでも、オートフォーカスを使用できるようになります。ジンバルのMボタンを1回押すと、マニュアルフォーカスとオートフォーカスを素早く切り替えられるため、撮影シーンに合わせて素早く使い分けることができます。
マニュアルレンズをキャリブレーションした場合、一部のレンズキャリブレーションのプロファイルはフォーカスモーターに記録できます。
一度記録したレンズは、次回使用時、再キャリブレーションする必要はありません。
特定のシネマレンズ[5]は、直接フォーカスモーターに接続することができ、オートフォーカスするためのキャリブレーションは不要です。
LiDAR レンジファインダーとフォーカスモーターをカメラに直接接続でき、ジンバルから独立して操作することができます。
外部バッテリーを使えば、マニュアルレンズでオートフォーカスを使用することもできます。[6]
ActiveTrack Pro
Roninシリーズのトラッキング機能は、今回、正確性と応答性の点で、今まで以上に進化しています。次世代トラッキング技術ActiveTrack Proを搭載し、LiDAR レンジファインダーに内蔵されたカメラを通して、映像を直接読み込むことが可能です。従来使用していたRonin映像トランスミッター(旧RavenEye 映像伝送システム)は必要ありません。
また、LiDAR レンジファインダーには、Ronin 4Dで使用したものと同じ自社開発のチップが使われています。ActiveTrack Proの計算処理能力は、Ronin映像トランスミッターのActiveTrack 3.0と比べると、60倍以上性能がアップしています。
ActiveTrack Pro使用中は、RS 3 Proに搭載されたOLEDタッチ画面上で、直接映像を確認したり、被写体の構図を決めたりすることができます。[7]
ライブ映像伝送時の遅延はわずか40 m/sまで抑えられ、これは、Ronin映像トランスミッター使用時と比べ60%も低減されています。
被写体が素早く動くようなシーンでも、高い応答性で追いかけ続けます。
ニューラルネットワーク アクセラレータを使用し、フレーム内にたくさんの人がいたり、被写体が遠くにいたりしても、指定した被写体を認識してトラッキングすることができます。
プログレードの映像伝送
迅速な取り付け
新製品DJI TransmissionとRS 3 Proを組み合わせると、個々のニーズに合った撮影方法を実現できます。また、DJI 映像トランスミッターは、コールドシューを介してRS 3 Proに簡単に取り付け、直接電源供給されるため、追加のバッテリーを使う必要がなく、手持ち撮影時のセットアップの負担が軽減されます。
大人数クルーでの撮影
DJI 高輝度遠隔モニターは、1080p/60fpsのライブ映像表示に対応し、1台のトランスミッターに対し、複数のレシーバーで同時受信できます。制御モード使用中は、2台のレシーバー(モニター)を同時に使用して、RS 3 Proのジンバルを操作したり、フォーカスやカメラパラメーターを調整することができ、受信・モニタリング・操作を画面上で行うことができます。
プログレードの無線制御
ジンバル&フォーカス制御[9]
高輝度遠隔モニターは、Ronin 4D ハンドグリップ、DJI Master Wheels、DJI Force Proと併用して、正確にジンバルを操作したり、フォーカスを調整したりできます。
また、遠隔モニターにはジャイロセンサーが内蔵されているため、他のアクセサリーを使わずに、独立型モーションコントローラーとして使用することもでき、動いている車からの撮影やジブを使った撮影でも、複雑なカメラワークを制御できます。
ワイヤレスでも、シームレスなカメラ制御
ジブやケーブルカム、車体上のサクションカップマウントにRS 3 Proが取り付けられていたとしても、ミラーリング操作モードを使えば、撮影セットのどこからでもシームレスに無線で遠隔操作できます。このモードを使用することにより、Sony製ミラーレスカメラの基本メニューを遠隔モニターで直接操作でき、カメラを取り外す必要はありません。
プログレードのエコシステム
幅広い拡張性
RS 3 Proには、2つのRSA/NATOポートと1つのバッテリーポートが搭載されているため、ツイストグリップ デュアルハンドル、テザー制御ハンドル、刷新されたDJI ブリーフケース ハンドルなど、様々なアクセサリーに接続でき、様々な撮影要件を満たします。
多様な撮影シーンに対応
DJI RS SDKプロトコルを使用すれば、サードパーティのメーカーや個人の開発者でも、DJI RS 3 Pro向けにカスタムソリューションを制作できます。走っている車からの撮影でも、ジブ、ステディカム、ケーブルカム、スライダーを使った撮影でも、RS 3 Proは包括的な撮影ソリューションを提供し、創造の可能性を広げます。
Ronin映像トランスミッター[10]
RS 3 Proは、DJI製の2種類の映像伝送アクセサリーに対応しています。今回新たに開発されたDJI Transmission以外にも、従来からのRonin 映像トランスミッター(旧Ronin RavenEye 映像伝送システム)に対応し、HD映像のライブ伝送、ジンバルカメラの遠隔操作、ActiveTrack 3.0、Force Mobileなどの機能を使用でき、フリーランスや小規模の撮影クルーに、包括的なモニタリング体験や制御体験を提供します。
新ブリーフケースハンドル[10]
再設計されたブリーフケース ハンドルは、折りたためるので収納しやすく、人間工学にもとづいて設計されたハンドルにより、容易に素早く装着し、ブリーフケースモードに切り替えられます。内蔵コールドシューマウントや1/4-20の取り付け穴を使用して、撮影を補助するための外部モニターを取り付けることができ、ローアングル撮影でのカメラワークをより直感的に行えます。